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資金運用の反省、見直し-5 [Money]

 29日のダウ工業株30種平均は、過去最高値を更新しました。米国は深刻な財政問題を抱えているにも関わらずです。アメリカ「金は力なり」文化のなせる結果ですかね。日本は質素文化の結果か、バブル期には遠く及ばず、リーマンショック前の水準に本当に戻るのかという気がしてきます。アベノミクス強力な「第3の矢」を期待したいところです。

 前報で紹介したインデックス運用の投資先ですが、その選定理由等を簡単に説明します。
まず、基本となる日本株式ですが、今回は「ニッセイ日経225インデックスファンド」を選びました。その名の通り日経平均に連動するタイプの投資信託です。日本株式の指標としては日経平均、TOPIXが有りますが、日経平均の方がテレビ等でも情報に触れる機会多いので、日経平均の投資信託を選びました。「ニッセイ日経225インデックスファンド」の概要は、以下の通りです。SBI証券でも推奨扱いになっています。

ニッセイ日経225インデックスファンド
運用方針日経平均株価と連動する投資成果を目指して運用を行ないます。
基準価額14,892円/10,000口 (13/10/29 現在)
純資産60,564百万円
買付手数料なし
信託報酬
(税込)/年
0.2625%
信託財産留保額なし
解約手数料なし
約定日ご注文日の当日
設定日2004/01/28

 なんと言っても、その信託報酬の低さ、上場ETFに匹敵するレベルです。上場ETFではiシェアーズ日経225 信託報酬: 年0.1785%(税抜0.17%)が一番低いですが、売買手数料考えると「ニッセイ日経225」が有利と判断した訳です。ETFみたいな株式取引時間内に売買できるというような即時性は有りませんが、約定日が当日ですので何か発生してもある程度は対処できるかと・・。

 もう一つの大口投資対象はJリートですが、今回色々調べてみて、こんな投資信託有るのかと私もビックリしました。今回のJリート運用先と決めた「ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド」は、今年の6月28日に設定されたばかりで、純資産も6億円とまだまだ規模小さいですが、買い付け手数料なしのノーロードである事は勿論ですが、信託財産留保額もなしの、その名前通りの投資信託です。信託報酬も0.35175%と、他のJリートインデックスファンドと比べても最安です。まだ規模小さいですが純資産の順調に伸びているようなので、今回採用としました。その概要は次の通りです。

ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド
運用方針J-REITインデックスマザーファンド受益証券を主要投資対象とし、東証REIT指数(配当込み)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行ないます。
基準価額11,157円/10,000口 (13/10/29 現在)
純資産597百万円
買付手数料なし
信託報酬
(税込)/年
0.35175%
信託財産留保額なし
解約手数料なし
約定日ご注文日の当日
設定日2013/06/28

資金運用の反省、見直し-4 [Money]

 資産アロケーションを決めたので、次に何を投資対象にするかを調べました。インデックス運用では信託報酬等の経費を最小化する事がキーですので、そこを踏まえて投資先の調査してみました。世間一般では、ETFが信託報酬が安いという点で有利とされていますが、残念ながら通常の株取引と同じで証券会社での売買手数料発生します。仮に総額100万円の資産運用でリバランスを毎月行うとすると、SBI証券では税込で285円/回(リバランスレベルですから最低手数料で済む前提)の手数料発生します。年12回の売買ですから、

285円 x 12回 / 1,000,000 = 0.34%

の経費が余計に発生する計算になります。最近は、売買手数料が無く(ノーロード)信託報酬も低い投資信託沢山有るので、インデックス運用はETFよりも投資信託が有利と判断し、投資信託で運用する事としました。また、色んな金融機関で取り扱っている投信捜せば、より有利な運用先あるのかもしれませんが、資金が分散してしまうとその管理もまた大変なので、今回はSBI証券内のみで運用としました。
 色々調べてみた結果、各資産での運用先は、下表の通りとしました。


アセットクラス運用先
日本株式ニッセイ日経225インデックスファンド
先進国株式三井住友TAM-外国株式インデックスe
新興国株式SBI-EXE-i新興国株式ファンド
日本債券DIAM-DLIBJ公社債オープン中期コース
先進国債券三井住友TAM-SMTグローバル債券インデックス・オープン
Jリートニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド
海外リート三井住友TAM-SMT グローバルREITインデックス・オープン

 この中で、日本債権のDIAM-DLIBJ公社債オープン中期コースは、数年前に個人向け国債償還の受け皿として始めた運用先で、今となってはそれ程有利な運用先ではないかもしれません。追々変更したいと思いますが、今時点ではそのまま継続運用としました。
 次回以降の記事で各運用先の紹介をしていきたいと思います。
 急に、ブログ記事の更新を始めましたが、記事を書くことによって自分自身も色々勉強になります。当ブログを読んでいただけるかは別として、その有用性を実感しております。

資金運用の反省、見直し-3 [Money]

 前回の記事でさらっと4%程度のリターンを期待していると書きましたが、その根拠は下表の各アセットクラスの期待リターンに基づいています。各アセットの期待リターンは、年金積立金管理運用独立行政法人の運用実績等の結果から、個人の方がwebページで良く使われている数字を引っ張ってきました。Jリートは行政法人の運用ポートフォリオに入っておらず、期待リターンの数字見つからなかったので、SBI証券HPにある各リートの利回り平均値を期待リターンとしてます。海外リートもJリートに準ずると想定しました。期待リターンの4%ですが、各アセットへの割合を加味した加重平均です。

大分類
アセットクラス
アセットクラス割合期待リターン
株式
35%
日本株式17.50%4.80%
先進国株式10.50%5.00%
新興国株式7.00%9.25%
債権
35%
日本債券17.5%1.00%
先進国債券17.50%3.50%
リート
30%
Jリート21.00%4.00%
海外リート9.00%4.00%



 期待リターンは電卓だけでも計算できる非常に単純な数値ですが、リスク計算は統計学の知識が必要なので少々時間掛かりそうです。それではとネットを探してみたところ、非常に強力なサポートツールが公開されてました。「タロットのポートフォリオ理論[ココログ分室]」から入手できるワークシートは、内外のリートを含む6資産も資産まで対応してくれる非常に優れものです。私の場合は、新興国株式も組み込んで7資産で運用しています。今回利用させて頂いたツールがピッタリ合致した訳ではないのですが、大体の雰囲気は掴めたのでそれで良しとしました。細かい数字をいじって最適化しても、それは数字のお遊びでしかないと感じましたので。


 資金運用をシュミレーションするに当たり、期待リターン、相関係数等のパラメータ必要ですが、両方のツールとも「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」で公表されているレポートから引用されています。私もGPIFの公開情報見てみましたが、素晴らしいレポートが多数公開されてます。少し前までは年金関係の機構というと厳しい批判にさらされていたのですが、やはり頭の良い人はいるものですね。
 GPIFは年金積立金の管理運用をしている組織で、HP上にそのポートフォリオも公開されてます。年金という性格上最もリスクの少ない安全な運用が求められるためか、日本債券が60%で大半を占めており、その他資産として日本株式、外国株式、外国債券が11~12%、その他短期資産という名目で5%というポートフォリオです。短期資産を新興国株式と想定して、「長期投資予想/アセットアロケーション分析」で公開されているツールで分析してみると、期待リターン:2.62%、リスク6.50%でした。2.6%位の期待リターンで将来私が受け取れる年金が賄えるのか少し心配にはなりました。余談ですが。

資金運用の反省、見直し-2 [Money]

 昨日(10月25日)の日本株式は久々に大幅に反落しました。日経平均で約400円の下げ。一昨日のブログ記事にも書いた通り、資産運用スタイル変更の為にほぼ全て売却してしまっており、単なる結果論ですが、資産状況にほとんど影響なく、ほっと胸をなでおろしているところです。
さて、今後の運用スタイルに話を戻して、その基本ルールを以下の通りにしようと思います。

  • 個別銘柄保有(一種のアクティブ運用):30%    インデックス運用:70%
  • アセットアロケーション  株式:35%、 債権:35%、 リート:30%
  • 国内、海外比率  国内50%  海外50%

大分類アセットクラスアセットクラス割合
株式
35%
日本株式17.50%
先進国株式10.50%
新興国株式7.00%
債権
35%
日本債券17.50%
先進国債券17.50%
リート
30%
Jリート21.00%
海外リート9.00%

 このアロケーションは、私の感覚としては中間守備的な位置づけであり、経済状況に応じて守備位置の変更は随時実施していこうかと考えています。このポートフォリオで年率4%程度のリターンを出せたらと思っています。 インデックス運用の優位性は左脳では理解しているつもりですが、感覚的に実感できていない部分あるのと、株主優待等で個別銘柄保有必要なので、アクティブ運用少し継続します。どの投資銘柄を使ってポートフォリオ形成するかは、次回upします。

資金運用の反省、見直し [Money]

「リッチおじさん目指して」と題してブログ始めてみたものの、ブログにUPするネタが余りなかったので、ついつい記事更新が疎かになってしまいました。個別銘柄が上がった、下がった等ばかり記事にしても何にも面白くありませんし。
 資金運用を本格的に初めて1年たったので、この1年間を振り返って反省し、今後どうしていくべきか考えてみました。 ここ1年間の運用スタイルは、個別銘柄を保有することによるアクティブ運用でした。もともと高配当銘柄での配当金を期待しての長期投資スタイルを目指していたのですが、短期的な株価上下で配当金分が無くなってしまう等の心配で、結局売買が多くなる通常のアクティブ運用になってしまいました。運良く運用成績はそこそこでしたが、振り返ってみると本当に無駄なこと、結果論的に間違った事一杯していた気がします。
運用の問題点を列挙してみると、

  1. 個別銘柄の上り下がりが気になるあまり、ネット証券のポートフォリオページばかり見てしまう。見たからといってどうにかなるわけでもないのについつい見てしまう。本当に時間の無駄でした。
  2. 個別銘柄の瞬間的な価格変動に驚き、衝動的に売買してしまう。私の使用しているネット証券は売買手数料が最安値とは言え回数多くなればそれなりの金額になります。ネット証券も上手で、購入株価の中に手数料潜り込ませているので、手数料を意識させないようになっています。売買手数料節約していれば、もう少し成績良かったのではないかと思います。
  3. 運用開始時のアセットバランス決めたのですが、目標に向かって収束していくどころか、個別銘柄の損切りだ利益確定だので売買が多くなり、逆に目標から離れていく状況になっていました。何のためにアセットバランス決めたんですかね。今思うと本当に損するリスクが大きいことしていたのかもしれません。

問題列挙すればキリが有りません。
今回自分の運用スタイル見直しのきっかけがNISAでした。NISA口座の申し込みはしたのですが、どの様に運用すればその特徴生かせるのかを調べていた時に、「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)」ブログに出会いました。インデックス投資の優位性説明は本家のブログを読んでいただくとして、投資理論としてなるほどと理解できます。最近web等でも、アクティブ運用よりもインデックス運用の方が、運用成績が良いという記事も多く見かけます。自分でアクティブ運用もどきしてもそれなりでしたので、今回インデックス運用に切り替えようと思います。
 早速、今朝個別銘柄を全部売却しました。売却してしまうと気が楽になりますね。
次にどの銘柄を仕込んでいくかを勉強します。

8月21日の私の資産運用状況 [Money]

 8月21日の日本株式での私の取引は、因幡電機とマックハウスを買い増し購入しました。この2つの銘柄はPERも10~12倍で割安な感じだし、実際の処私のポートフォリオの中でも活躍してくれている銘柄です。執筆時8月22日 11時頃も株価プラスで貢献してくれてます。 暫く保有したいと思っている銘柄です。


Jリートの低迷ぶりは目を覆うばかりです。今日のJリートも全滅状態です。多く借入金を抱えるリートにとって金利の影響大きいですが、最近は長期金利も安定しており、また稼働率もそこそこ安定しているようだし、低迷理由が私には良く分かりません。どなたか、明確に説明できる方おりませんか?


保有Jリート今月決算銘柄は、日本リテールファンドです。先月の東急リートみたいに滅茶苦茶に下げなければありがたいのですが・・・・。


一方昨夜の米国株式ですが、NYダウ 6日続落しました。その中でも「電気通信サービス」や「公益事業」の値下がり目立ったようで、保養している「IXP ISHARES GLOBAL TELECOM ETF」、「JXI ISHARES GLOBAL UTILITIES ETF」も大きく値下がりでした。


今は、動いたら負けみたいな状況なので、損切り、利益確定をキッチリ行う、安全運転が必要な時期なんでしょうね。


8月20日の米国株式 [Money]

 資金運用についての記事投稿するのは止めようかと思いましたが、資金運用継続している以上、自分への戒めの為に継続してみようかと思います。今まで別ブログで記事投稿してましたが、資金運用部分を本ブログへ移動させました。今後とも宜しくお願い致します。

 昨晩寝る前に米国株式を確認していたら、米国株式が久々に上昇していた局面でした。一週間ほど前に売却した「IYR iシェアーズ 米国不動産 ETF」の価格が急上昇していたので、遅れてはならぬと買い戻しました。もちろん売却時価格より安く買ったので、それはそれで良かったのですが、私が運用しているSBI証券の外国株取引は「指値購入」しかできず、指値の設定でモタモタしている間に価格が上がってしまい、買いのタイミングを少し逸してしまった感があります。成行き買いも出来る様になると良いんですけどね。
 米国株式も終値は結局マイナス、5日連続の続落でした。昨晩購入した「IYR iシェアーズ 米国不動産 ETF」は、金利上昇一服感からマイナスにならず、ホット胸をなでおろしています。

 話は変わって日本株式ですが、8月10時半頃までは割と順調に株価上昇していましたが、その後急落しました。中国株式市場で上海総合指数が下げたの原因みたいですね。最近の株価変動は、海外の経済状況など外的要因によるものが多いですね。アベノミクスなるものは、どっかに吹っ飛んでしまったでしょうか?

7月29日株価 [Money]

7月29日の株価下落もひどかったですね。先週末から日経平均1000円以上下げ。どこぞのヘッジファンドが円買い、日本株売りに転じているとの観測記事も見受けられます。こうなると、個人ではどうにかなるものではありません。


Jリートも何か値動きが変ですね。今までは、配当落ちは大体配当金額分位、株価が落ちる感じだったが、今日の落ち方は異常。アパート等の不動産投資の代わりとしてリートに期待していたが、ここまで値動き激しいと、安心して保有してられないですね。自分資産運用ルールに照らして、限度超えたら潔く損切りして、暫く手を引こうかと思っています。


ブログネタとして、資金運用の話は止めようと思います。他のネタでブログ更新していきたいと思います。


キャノン株売却 [Money]

7月26日の株式は、日経平均 ▼432.95の大幅下落でした。参りました。一昨日大幅下落したキャノン、昨日も続落し、結局売却してしまいました。ガクッリ来ててもしょうがないので、次なる投資先の調査始めました。本当は、常時研究し続けないといけないのでしょうが。


資金運用方針に基づき、SBI証券、楽天証券のスクリーニング機能を使って検索かけてみました。検索条件は、


●PER: 15倍以下
●PBR:  1倍以下
●時価総額: 100億円以上
  減らさない運用したいので、ある程度の規模の投資先としたい。
●配当利回り: 降順(利回りが良い物が先頭に来る様に)



Top 10だけですが、両証券会社の検索結果(7/26時点)を整理してみました。


http://www.mamiha.com/jp/20130726money_asset_study.html

両者を比べてみると結構結果が異なるのですね。改めて驚きました。さらに、世間巷では、PER、PBRを投資先割安感の指標が使われているようですが、結構計算バラツキが大きい数値なのかもしれないですね。例えば、マックハウス、SBI証券が9.4倍、楽天証券が5.79倍となっていました。計算方法しらないので理由わかりません。


各社の直近決算報告見ながら、次なる投資先発掘してみようかと思います。


7月25日の資金運用-キャノン下落 [Money]

7月25日の株式は、日経平均 ▼168.35の 14,562.93円で引けました。私のポートフォリオもプラスになる筈がなく、マイナスで終わりました。

今日の取引で、問題児はキャノンでした。若干のマイナスでスタートしていたのですが、突然200円以上の下落。例により理由調べたところ、

「通期の売上高予想は前年比10.6%増の3兆8500億円(従来予想は3兆9800億円)、当期純利益は同15.8%増の2600億円(同2900億円)に、それぞれ下方修正した。」

との記事発見。キャノンは輸出企業のイメージがあり、円安の恩恵受けるのではないかと期待していたわけですが、どうもデジタルカメラがスマートフォンの普及や中国等の景気減速で、販売下方見直しになったのが原因のようです。


配当金の減額は無いようですが、株価下落が私のルール10%に近づいてしまったので、損切り対象として要注意アセットになってしまいました。キャノンさん頑張って!!!


日経新聞web版にも記事有りましたが、今までのアベノミクス効果による雰囲気相場から、個別の業績に連動する本来の姿に変わりつつある気がします。私のような個人投資家は、自分の運用ルールを的確に守り、損切り、適切な利益確定をキッチリやる必要性を改めて認識した次第です。


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